【イベント開催レポート】
「Remember HOPE 東北復興支援プロジェクト」
NAMIITA BEACH FESTA 2019
浪板海岸の砂浜再生と海開きへの願いを込めた夏祭り
一般財団法人 日本アムウェイ財団(東京都渋谷区宇田川町7-1 代表理事:佟 嘉楓)は、2019年8月11日(日)にリメンバーホープ浪板海岸ヴィレッジで開催された、浪板ビーチフェスタ実行委員会主催「NAMIITA BEACH FESTA 2019」に協賛いたしました。
当財団は、2011年3月の東日本大震災によって失われたコミュニティにおける人と人との絆を取り戻すため、東北復興支援プロジェクト「Remember HOPE」のもと、被災地3県 (岩手、宮城、福島) で、今回イベント会場となったリメンバーホープ浪板海岸ヴィレッジを含むコミュニティ施設の建設とチャリティイベントの開催を通して、地域の人々が集う場所と機会の提供を行う活動を続けています。
浪板海岸は、かつて白砂青松の海岸美と寄せる波はあっても返す波がない「片寄せ波」で知られ、多くのサーファー、海水浴やキャンプを楽しむ人々で賑わいを見せていました。しかし東日本大震災の津波の影響により、それら全てを失いました。
現在、失われた砂浜の再生事業も本格的にスタートし、全線不通となっていた「盛(さかり)駅」(岩手県大船渡市)と「久慈駅」(岩手県久慈市)を結ぶ三陸鉄道リアス線も開通したことで、2021年の海開きの実現と地域の活性化に期待が集められています。
浪板ビーチフェスタには、こうした動きを後押しするムーブメントとなること、浪板海岸海水浴場における夏の恒例イベントとして定着し発展していくこと、そして浪板海岸に再び多くの人々が訪れ、子供から大人までが交流する場として再生していくことへの願いが込められています。
2017年にスタートした当イベントは、浪板ビーチフェスタ実行委員会主催、一般財団法人日本アムウェイ財団の協賛、大槌町、一般社団法人大槌町観光交流協会、三陸鉄道株式会社の後援、僕らの夏休みProject実行委員会の協力もと、今年で3回目の開催が実現しました。
当日は、地元食材を使ったカレーや浜焼き、クレープやかき氷等は大盛況で、参加者は夏祭りを飾る出店に目を輝かせていました。
当財団の「ビーチグラスアクセサリー作り体験ブース」では、大人も子供も真剣になってオリジナルフォトスタンドを作り、来場者全員に防災用LEDライトを配布しました。また、会場にはふわふわトランポリン、スケートボード教室、バルーンアート、フェイスペイントのブース等、さまざまなプログラムも用意されており、会場中が子どもたちの笑い声で包まれました。
ステージ上では、地元の子どもたちによるブラスバンドや合唱のほか、プロのバンド演奏やタヒチアンダンスショー等が披露され、観客は一緒に歌ったりリズムに合わせて体を揺らしたりと、それぞれが音楽やダンスを楽しみました。
雨が降り出しても熱気が冷めない会場に、「Light Up Nippon〜空に花、大地に花〜」の歌が流れると、歌詞にある「見上げてる みんなの繋がった思い」のように、震災を乗り越え砂浜再生に向けて動き出す浪板海岸と、来場者全員が一体となり、感動のフィナーレを迎えました。
■大槌町 町長 平野 公三 氏
震災から8年4カ月、苦しみの中で力になるのは「笑顔」だったと思います。三陸鉄道リアス線や復興道路の開通時も、大きな笑顔がまちをいっぱいにしました。今後も笑顔の力によって、まちづくりをしていき、引き続きこのフェスティバルがさらに盛り上がることを祈っております。
来年12月までには砂浜再生が完了し、再来年には新たなビーチが出来上がります。まち全体の笑顔を取り戻せるように頑張ってまいります。
■浪板ビーチフェスタ実行委員会 代表 臺 隆明(だい たかあき)氏
砂浜再生プロジェクトが今年始まり、まさにこれから浪板海岸を盛り上げていく3回目を迎えた浪板ビーチフェスタは、その第一歩だと感じます。今後の海開きに繋がる取り組みにするためにも、当イベントで震災前の浪板海岸の賑わいを取り戻したいです。
今後は、地元の人や大槌との繋がりを大事にしてくださっている人たちがひとつの音楽を通じて交流できる場となるビーチフェスタとしてさらに確立させていきます。
■浪板ビーチフェスタ実行委員会 メンバー 杉本 浩 氏
浪板ビーチフェスタが無事に第3回目を迎えることができた背景には、普通の生活が当たり前にできているということがあるのでとても嬉しいです。浪板ビーチフェスタの開催によって、皆さまが浪板を忘れず、海開きが実現した際には、さらに盛り上げる要素にもなると感じています。皆が楽しさを求めて遊び来る、「また来たい」と思ってもらえる場所にしていきたいです。
■東北支援プロジェクト「Remember HOPE」の歩み
2011年3月の東日本大震災の被災地復興支援のもと、人と人との絆を取り戻すための活動として、日本アムウェイ合同会社が2012年に開始した社会貢献プログラムです。2013年10月1日、透明性をもって長期的な支援を行うため、「一般財団法人 日本アムウェイOne by One財団(現:一般財団法人 日本アムウェイ財団)」を同社内に設立。被災地3県(岩手、宮城、福島)のコミュニティ施設の建設 とチャリティイベントの開催を通して、地域の人々が集う場所と機会の提供を行う活動を続けています。
■Remember HOPEプロジェクト関連の受賞歴(2016年)
- ・「Remember HOPE 浪板海岸ヴィレッジ(大槌アムウェイ ハウス)」グッドデザイン賞
- ・日本フィランソロピー協会のフィランソロピー大賞企業賞
- ・パブリックアフェアズアジア(Public Affairs Asia) のゴールド・スタンダード・アワード社会貢献プログラム トップ3選出
■「一般財団法人 日本アムウェイ財団」の概要(旧:一般財団法人 日本アムウェイOne by One財団)
所在地: | 東京都渋谷区宇田川町7-1(日本アムウェイ合同会社内) |
---|---|
設立日: | 2013年10月1日 |
代表者: | 佟 嘉楓(日本アムウェイ合同会社 渉外部 部長) |
活動内容: | 1.コミュニティハウス建設、貸与、管理 2.地域交流のためのイベント企画運営 3.被災地支援のためのチャリティ募金活動 4.その他、上記目的を果たすために必要な事業など |
東京都渋谷区宇田川町7-1(日本アムウェイ合同会社内)
設立日:2013年10月1日
代表者:佟 嘉楓(日本アムウェイ合同会社 渉外部 部長)
活動内容:1.コミュニティハウス建設、貸与、管理
2.地域交流のためのイベント企画運営
3.被災地支援のためのチャリティ募金活動
4.その他、上記目的を果たすために必要な事業など